Wednesday, April 13, 2016

PBA(アメリカ盲目予防協会)によるインタビュー

David Duchovny Talks about Sports-Related Eye Injuries

Prevent Blindness America(アメリカ盲目予防協会)によるインタビュー

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David Duchovnyが語るスポーツにおける目の怪我について。

申し分なく知性的な俳優David Duchovnyはイエール大学での博士の勉強をやめて1987年に全ての時間を演技に費やすことにした。
彼は9シーズン後のこの5月に終了した非常に人気のあるテレビシリーズThe X-FilesのFox Mulder捜査官として有名である。
Davidはシリーズ最終話に戻ってきて、いくつかのエピソードの監督もした。最近の映画出演作は'Full Frontal,''Zoolander,' 'Evolution,' 'Return to Me.'

Davidは俳優であり、時間がある時には水泳やバスケットボール、野球やスカッシュをする熟練したスポーツマンでもある。

DavidはPrevent Blindness Americaにバスケのプレイ中に負い視力が変わってしまった右目の怪我について話してくれた。彼は目を保護することの重要さを賢明な言葉で語ってくれている。

PBA: David、あなたは演技の才能とユーモアのセンス、知的さで有名だけど、私達はあなたのスポーツの腕前と怪我をしないよう気をつけていることについて興味があります。
あなたは先ほど挙げた全てのスポーツをやっていますね。ハイスクール時代にバスケの試合で目に怪我をしたというのは本当ですか?

David: 27歳の時、試合をしていたんだ。

PBA: 何が起きたのですか?そしてその怪我はあなたに一生影響をもたらしましたか?

David: 僕は右目を突かれた。それによって括約筋断裂と視力低下 、白内障を併発したんだ。

PBA: 今までに他のスポーツをやっていてあなたや友達が目に怪我をしたことはありますか?

David: No.

PBA: 水泳やバスケ、ラケットボールをする時に目を保護するものを装着していますか?

David: 水泳の時はゴーグルを、今はバスケをする時もたいていゴーグルをつけているよ。

PBA: あなたは子供達にスポーツに関する危険性についてどう話していますか?

David: 危険性は(スポーツがもたらす)利益より重要ではない、けれど可能な限りゴーグルをつけるということは良いアイデアだよ。

PBA: もしあなたの娘さんがあなたの運動能力を受け継いだら、どんなスポーツもして、かつ危険からも回避するように勧めてくれませんか?

David: 彼女がやりたがったら教えるよ。彼女がフットボールのタックルだけはしないように願うけどね。

PBA: 多くの人が紫外線による皮膚ガン増加の危険性については知っています。しかし白内障の危険性についてはほとんど知らないのです。あなたは目を紫外線にさらすことによる
危険性について聞いたことがありますか?
私達はあなたがサングラスをかけている素敵な写真をいくつか見たことがあるのですが、外でスポーツをする時もサングラスをかけていますか?

David: 紫外線の危険と白内障については知らなかった・・・その情報は広めるべきだね。僕はたいていサングラスをかけている。右目の断裂した括約筋が瞳孔の収縮を妨げるため、光にとても敏感だからなんだ。

PBA: 今までに撮影のセットであなた自身が怪我をしたり、俳優仲間、スタントマンの怪我を目撃したことがありますか?

David: あぁ、でも目の怪我ではないよ。

PBA: あなたはメガネやコンタクトを着けていますか?もし着けているならそれはあなたの生活に大きな影響をもたらしていますか?

David: メガネやコンタクトを着けているよ、影響はあるけど僕には見る必要があるしね。レーザー手術を受けることも考えているんだ。

PBA:あなたの家族や友達に加齢黄斑変性や緑内障、糖尿病性網膜症、白内障などの視力の問題を抱えている人やスポーツや仕事、身近なアクシデントで目の怪我を負った人はいますか?

David: No.

PBA: 視力の保護についてのあなたの賢明な言葉を読者にも共有させてくれませんか?

David: 太陽の下ではサングラスをかけること、球技をする時はゴーグルを着けて楽しんでほしいね。

PBA: 多忙なスケジュールの中、私達の質問に時間をさいてくれてありがとうございました。あなたが関わっくれたことにより私達のプログラムの視界も広がり、スポーツをする何千人もの子供達の視力を守ることにもなるでしょう。

end

Sunday, April 10, 2016

PrimeTime Q&A

PrimeTime Q&A

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Q: 歴史上の人物になれるとしたら誰になりたい?

DD: シェークスピアを選ぶかな。彼って歴史上の人物だよね。

Q: お気に入りの音楽は?

DD: 今日はLed Zeppelinの"Over the Hills and Far Away" だね。悪くないだろ?

Q: 腹の立つことは何?

DD: 傲慢さ、見せかけ、気取りだね。

Q: 最後の晩餐には何を注文する?

DD: 最後の晩餐はおそらく妻の料理を頼むだろうね、彼女がそこにいれば。

Q: 無人島に流されるとしたら奥さん以外で誰と一緒がいい?

DD: Charlotte Rampling.

Q: どんな才能や技術が欲しい?

DD: 忍耐力は技術だと思うね、それが欲しいな。

Q: 今までで一番後悔したことは?

DD: 一度気絶して顔をぶつけたこと。

Q: 人生で最も幸せな瞬間は?

DD: 僕の人生で最も幸せな瞬間は娘が誕生した時だったね。

Q: 今までで一番恥ずかしかったことは?

DD: 一番恥ずかしかったこと?君には絶対言わないよ。

Q: 何が人をセクシーにさせると思う?

DD: ある種の快適さ、他人がどう思うか気にしない気楽さかな。

Q: お金は何に使うの?

DD: 生活必需品に使うだけだよ。食料品とか住居とかね。

Q: あなたが秘かに熱中していることは?

DD: マスクメロンを育てることさ。・・・知るもんか!

Q: 一番恐れていることは?

DD: 賢明にならずして歳を重ねることだね。

Q: 何か一つ自分自身を変えられるとしたら何を変えたい?

DD: 話しすぎるところだね。

Q: あなたの身体の仲で一番お気に入りの部分は?

DD: お気に入りの身体の部分は妻の足だ。

Q: お気に入りのスナックは?

DD: お気に入りのスナックはミックスフルーツだ。・・・なんだか僕って間抜けっぽいなぁ。

end

Sunday, April 3, 2016

US Magazine June 25,2001

Duchovny Cracks a Smile

The former X-Files star is happy to be a father, practice yoga and wake up in the same town as his famous wife

By Jim Calio

Special thanks to Cathy at Chimerical Publications

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彼がXF に出ていたという事実を除けばDavid Duchovnyは2歳児の典型的な父親だ。
たいていの休みの日にはLA周辺を走り、着古した白いTシャツとブラックジーンズでお使いに行ったり、人と会ったりしている。
彼は自ら製作しナレーションするドキュメンタリー形式のスポーツ番組の宣伝をしてきたところだった。今、彼は治らない副鼻腔炎のX線の検査のため仕事を休んでいる。

Tea Leonniと1997年に結婚し、そして父親としての喜びを知って以来、概してDuchovnyの生活は順調だ。鼻づまりは別として、彼はヨガとボクシングで健康を維持するほぼベジタリアン(「僕は時々ベジタリアン じゃなくなるんだ」)の健康的な男だ。
今の彼は仕事上の問題を解決して、精神状態も良い。昨年、彼は今シーズンの数回の出演のみで8年間続けたXFを離れた。FOXに対しての番組の利益を彼に正当に支払うための2500万ドルの訴訟も解決した。
彼は次のシーズンには特別出演でも戻らないだろう、と言っている。
「僕は脚本を書いてそれの監督をしたかった、so it's been a matter of just blocking that time out,」

The X FilesとはNYで育ち、プリンストンで学んだDDにとってちょっと変わった選択だった。しかしその俳優はエイリアンを完全に忘れたわけではない。Ghostbustersとジム・キャリーはMr.ダマーを合わせたような彼の新作Evolutionで彼は地球外生物の
世界征服を阻止しようとするコミュニティーカレッジの生物教師を演じる。

「私はThe Larry Sanders Showで彼を見ていて、彼の才能を知っていた。」Evolutionの監督Ivan Reitmanは語る。「彼は本物の大人だ、そしてこの映画は大人を求めていたんだ。」

Q: 子供を持ったことは、あなたをどう変えた?

DD: より多くの責任を持つと生活は忙しくなる。しかし変化とはもっと本質的なことなんだ。
人は僕の中に変化を見ないだろう、だけど一番の存在である誰かがいるということは私欲がなくなるね。

Q: 娘さんと一緒にやるお気に入りのことは何?

DD: 先週、僕はNew Yorkにいたんだ。Teaは仕事があったから、僕は娘と過ごす時間がたくさんあった。
僕らはLexington Avene 77th Streetのスターバックスに行って窓際の席に座った、 娘は彼女が自分のコーヒーと呼んでいる(彼女は大人みたいにコーヒーが欲しいんだ)steamed soy milkをもらい、そして道を通り過ぎる人達に手を振っていたんだ。
手を振る赤ん坊を見た人々が顔を輝かすのを見るのは素晴らしいね。そしてもちろん悪ふざけで、僕は彼女に「あばよ、まぬけヤロー。」っていう言い方を 教えたのさ。そしたら彼女は笑顔で手を振りながら人々に「あばよ、まぬけヤロー。」って言っていたよ。
そんな言葉を覚えてしまったから、Teaが僕からの電話に彼女を出させると彼女は「ダディーだ!」と言うんだけど、時々「まぬけヤロー。」って言うようになってしまったよ。

Q: 娘さんのフルネームはMadelaine West Duchovnyだね。

DD: あぁ、でも僕らはWestと呼んでいるよ。

Q: Westという所以は?

DD: Teaの家族の慣例なんだ。彼らにはファーストネームのようにミドルネームを使う習慣があるのさ。彼女が生まれて以来、僕はそれについては何も言ってないよ。
でもかっこいい名前だよね。まるでWest Duchovnyという街みたいに聞こえる。どこにある街かって?East Duchovnyのそばじゃないかな?

Q: 君とTeaは映画のキャリアとWestを育てることのふたつのバランスをどうやって保っているんだい?

DD: 僕らは子供のために普通の生活を送るようにしている。僕らは同じ街にいるように心掛けているんだ。
撮影がどこで行われるかも注意しなければならない。今、Teaはニューヨークにいて僕らは離れている、だから僕は出来る限りそこに行くようにしているよ。

Q: 家にいる時に家事は誰がやるの?

DD: Teaは家事が本当に好きだから、僕はとてもラッキーなんだ。彼女はいつも洗濯や掃除をやっている。
僕は本当にだらしないのさ。いやつまり、僕は片付けるのは得意なんだが、掃除が下手なのさ。
時々、皿を洗うのは好きだよ。でもあまりやらないけどね。

Q: やらないの?

DD: やらない。でもおしめは替えるよ。

Q: Evolutionで君は君の周りで大騒ぎをするコメディアン達の引き立て役を演じていた。誰かをモデルにして演じたの?

DD: 僕のお気に入りのコメディアンの一人Buster Keaton、あとはチャップリンかな。僕はこれらの喜劇俳優達に笑わされてきたんだ。
Buster Keatonの作品で壊れた家のドア枠の中で生き延びている彼のシーンなんかは僕にとって今までで一番おもしろいシーンだね。

Q: コメディーをやることによって君の俳優としてのイメージはどう変わると思う?

DD: イメージとはそう簡単に変えられるものでもないね、時間がたてば変わってくるさ。

Q: 他のテレビシリーズをやる気はある?

DD: それはないね。今はそれはない。テレビシリーズの仕事はタイムカードを押して会社に行くようなものである意味魅力的だけど、今はそれをやるつもりはない。

Q: 今まで聞かれた質問で一番ばかばかしい質問は?

DD: いつも「エイリアンを信じるか?」って聞かれるんだ。エイリアンの番組に出るには、それを信じるのが必要条件のようだよ。
もちろん僕はただエイリアンの登場する映画に出ただけだって主張するだろうね。その分野については特別に興味がないんだ。

Q: 特別な知識は必要ないの?

DD: 特別な知識なんて持ってないよ。誰にも隠していることなんてないって誓うよ。

end

Wednesday, March 30, 2016

Melbourne Herald Sun `Hit' Liftout Q&A June 21, 2001

Melbourne Herald Sun `Hit' Liftout Q&A

Special thanks to Gertie at Duchovny Net

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先月、私達は読者にXファイルのスターであり、現在はEvolutionに出演しているDavid Duchovnyへの質問を募集しました。ここに彼の解答があります。

Q: 俳優のギャラは過剰に支払われすぎていませんか?第三世界各国の負債を支払うことができるほどの膨大なギャラが支払われている俳優もいるようですが。

DD: あぁ、もちろん。世界で最も重要な職業は何だと思う?サービス業、教師、政府の仕事。それらは最も高給を得るべき仕事だけど、そうではない。
演じるということは難しい仕事ではないよ。でもそれはマニュアルのある仕事ではないし、たくさんの露出があり、多くの娯楽価値があるのは明らかだ。だから彼らは多額の報酬を得られると思うんだ。
本当だったら教師だって俳優と同じぐらいの報酬をもらうべきだろうけどね。何人かの俳優は他の人より過剰に支払われていると思うよ。

Q: あなたがフォックス・モルダー役ばかりを続けるのを嫌っているということは長年に渡って広く報道されてきました。もし時間が戻ったとしたらあなたはまたモルダー役のオーディションを受けますか?

DD: もちろん。僕はモルダー役を続けることを嫌っているわけではないんだ。Return to meや Playing Godは別としてそれらは全て僕が過去8年間にやってきたことなんだから。
Xファイルで最も素晴らしかったことは、僕はそれを始めた頃それまでに10か11の映画に出演していた。だけどかなり未熟だったんだ。僕はXファイルで自分自身のやり方をみつけたのさ、俳優としての独自のスタイルをね。
8年間、1日14時間から15時間働いたことは僕にとっては学校だったんだ。僕はそこで自分自身に俳優としてどうあるべきかを教えた。金銭的な利益よりも何事にも代え難い芸術的な利益を得ることが出来たよ。

Q: セットでは特別なリクエストをしましたか?

DD: おいしいベジタリアンの食事と快適な靴をリクエストしていたよ。

Q: 今までのキャリアの中で最も恥ずかしかった、または馬鹿げていたことは?

DD: 演じるということは素晴らしいことであり、キャラクターを演じているのだから恥じる必要がない。それは僕にとって最も魅力的なもののうちの1つなんだ。
例えばこの映画の中で僕は自分のパンツを下ろしてお尻を見せている。もし実生活でそんな姿を見られたらきっと僕は恥ずかしいだろう。子供じみていて馬鹿げた行動だけど映画の中だと恥ずかしくないんだ。
それを演じることでどれくらい成功したかが僕の幸福のレベルなのさ。たぶんそれがあまりよくなかったことには当惑したけど、自分がやったこと自体には当惑してないよ。

Q:身体で出来る最も奇妙なことは何ですか?

DD: 瞳を広げることかな。大きくしたり小さくしたり出来るよ。

Q: あなたにとって最大の恐怖とは何ですか?首を切ることとか。

DD: (笑)自分の首を切るのはかなり怖いなぁ。旅行をする時にみんなが「それはそんなに悪いものではないよ。」と言う気持ちがわからないんだけど、僕は飛行機がほんとに苦手なんだ。よく怖がらせられるよ。僕は飛行機で首を切り落とされることに脅えているんだ。
"Are you doing to check your hear, sir, or will you be carrying it on?"

Q: Xファイルで一番気に入っていないエピソードは?

DD: えぇっ!どれも良いものにするために僕達は一生懸命働いているんだからそれを言うのはなぁ・・・
でもみんなが楽しんで作ったクラッシックなものの一つで" Teso dos Bichos"と呼んでいた殺人猫の話があるよ。それはひどい内容だった。
だけど誰かがそれを書かなければいけなかったし、その人は今も番組のために書き続けている。彼がこれを読んだら「みんながそれを嫌ってるのはわかってるさ。」と言うぞ。

Q: もし芸能人版サバイバーに選ばれたら、他のどの芸能人と一緒にやりたいですか、また勝つことが出来たと思いますか?

DD: 昨日オーストラリアで2度その質問をされたよ。同じ答えをするけど、僕はEmeril Lagasse(ニューオリンズのシェフ)がいいな。だって彼はおいしい物を作ってくれるし。あとはMartha Stewart。僕は、そこが本当の家みたいに思えるように出来る人達と一緒がいいな。
僕が勝つことが出来たかどうか考えてみたけどわからないな。だって僕は優れたサバイバリストではないからね。僕は火を起こしたり、雨水を飲んだり、仲間を自由へと導く必要不可欠な人間にはならないだろう。
僕は心理的な方だったらうまくやるかもしれない、でもサバイバルの技術は持っていないのさ。
僕の妻(女優Tea Leoni)は優秀だろうね。彼女は本当にキャンプが上手なんだよ。僕はシティーボーイなのさ。もしマンハッタンに8人の男女を放り出して都会でサバイバーをやったら、僕はきっとうまくやれると思うよ。

Q: あなたがXファイルから離れる時キャストやスタッフ達の恨みは感じませんでしたか、またファンはあなたの決断を尊重してくれましたか?

DD: ファンの考えはわからないけど僕の印象としては、ファンは8年間がとても長いということを理解してくれているし、僕の決断を尊重してくれていると思う。
スタッフは僕が何を終わらせたいか、僕のことを全て理解してくれている。彼らと離れなければならないことはとても悲しかった。でも番組がもう1年続くことは幸運だったと思うよ。スタッフが他の番組での仕事を見つけられなくても、少なくとも僕が彼らの失業の原因になることはないからね。

Q: 初期の映画ではあらわな姿のシーンがあったり、何も着ないで撮影した写真などがありますが、ティーカップだけは身につけて・・・

DD: (さえぎって)僕はマグって呼ぶのが好きだな。

Q: 娘さんが大きくなった時にそれらを観て「ダディー、なぜ?」と言ったら何と答えますか?

DD: ティーカップがあったから君の自転車が買えたんだよ、って言うよ。君のお父さんの仕事は自分自身をあらゆる方法でさらけ出すことなんだ。それこそ俳優がやることなのさ。それはあらゆるレベルでの露出だ。だけどおかしなことに皆「殺人犯を演じることは好きですか?」とか「婦女暴行犯を演じることが好きですか?」とは質問しないんだよね。「どうして裸になれたんですか?」とは言うのに。
僕にとって裸になることはそんなに嫌なことではないんだ。娘に僕が切り裂きジャックを演じているのを見せることは厳しいだろうし、他の女性とキスしているのも子供にとっては難しいだろう。でもたぶんお尻を出すシーンなら見せられると思うよ、だって彼女はお尻がおもしろいって知ってるからね。

Evolutionは7月12日に公開されます。

end

Saturday, March 26, 2016

Jewish Journal of Greater Los Angeles November 1, 2000

Like son, like father

Amram Ducovny's novel may out-weird son's TV series

Davidの父である作家Amram Ducovnyの新作について

By MICHAEL AUSHENKER

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先月、ユダヤ人のギャング、イディッシュ語を話す識者、および売春婦についての話を聞くためにLAのユダヤ人のコミュニティー図書館に人々が集まった。しかしこれには理由があった。
講義台に立つ人物Amram Ducovnyは、この図書館の「大人のためのサロンシリーズ」にある彼の新作"Coney"の一部を読み、聴衆を魅了した。
"Coney"はスリラーであり、成人小説であり、1930年代のコニー島の魅惑的な年代記でもある。

そしてDucovnyの名前と顔はとてもよく知られている、
そうあなたの予感は正しい、この作家はX-FilesのスターDavid Duchovnyの父親なのだ。(年上のDucovnyは名前の発音を易しくするためにhを抜いた)

"Coney"は家に反抗し、コニー島の下層階級社で新しい家族を見つける15歳のHarry Catzkerが主人公だ。
ある意味では、"Coney"を探究すると、読者と若きDucovnyの間にわずかな舞台がある。Ducovnyは"Coney"の中の放蕩者の余興が超現実的な下層社会だと主張する。
Brooklynに移住したイギリスのジャーナリストの息子Ducovny、彼自身もMermaidとNeptuneの間の37th Streetで育ったジャーナリストだった。彼は6歳の時、創世記の本を開いて世界創世の記述を読み"drunk on words"になったことを思い出した。
コニー島の遊歩道を歩きながら、若いDucovnyは、社会のはみだし者達と非常に親しくなり、彼ら奇人ショー劇場の芸人の多くがヨーロッパの移民だったことを知った。

Ducovnyは73歳の時に初めて小説を出版したが、これは彼の最初の本ではなかった
。彼は"David Ben Gurion: In His Own Words" と"Trial of Lee Harvey Oswald."など、10のノンフィクションを書いている。
DucovnyのスタイルをPhilip RothとIsaac Bashevis Singerに例える批評家による怠惰な比較にもかかわらず、Ducovnyは別のユダヤ人の偉大な文学者ふたり-Henry RothおよびSaul Bellowを評価する。

DucovnyとDavidの母MargaretはDavidが11歳の時に離婚した。彼はプロの歌手Vardaと再婚し、ふたりは今も一緒にいる。彼らは1950年代にそれぞれがフランスに関わっていたことを知り、現在はパリで暮らしている。

Ducovnyは日々を楽しんでいる。この本のツアーが終わったらパリに戻り、Hemingwayや"The Moveable Feast"のFitzgeraldのように、フィクションを書く美食家の生活を送る。(その過程でアルコールも消費するだろうが)

Ducovnyのもう一人の息子もまたLAに住んでいて、Venice-based companyで成功をおさめている。娘はBrooklynのプライベートスクールで教師をしており、結婚したばかりだ。

更に嬉しいニュースがある、"Coney"ファンを喜ばせることにDucovnyは現在続編を書いている。
Ducovnyの有名な息子は次回作を読むのを待っている。そう、現在Davidは"X-Files"のFox Mulderを今シーズンは半分しか契約していない。
"Coney"がハリウッドで映画化されたら彼の息子も出演するだろうか?という質問に「彼は祖父役が出来るよ。」とDucovnyは笑って言う。「彼は本当に私の父そっくりなんだ。」

結局、Ducovnyは彼の若かりし頃の色や香りを文学で再現した"Coney"が夢の極致だとを考える。
「私はいつもフィクションを書きたかった。」Ducvonyは語る。10年の月日とたくさんの草稿の末に"Coney"でその考えの興奮を表現したのだ。
なぜ初の小説までにそんなに長い月日がかかったのですか?

聡明な微笑みでDucovnyは言った。「フィクションはノンフィクションより真実なのさ。」

end

Thursday, March 24, 2016

DD Chat in France October 2, 2000

David Duchovny at www.canalchat.com October 2, 2000

Davidとフランスのファン達とのチャット

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Q: 新作映画「Evolution」について教えてくれる?

DD: Evolution」だね、ああ! 数日でオフィシャルになるだろうけど、Dreamworksと契約したよ。エイリアンとのコメディだ、もう知っていると思うけど。

Q: あなたはスターウォーズのファン?ジョージ・ルーカスはあなたにコンタクトをとってきたの?どんなキャラクターを演じたい?

DD: 3 times yes!僕はファンだよ、彼はコンタクトをとってきたし・・・

Q: なぜXファイルを辞めたの?

DD: 僕はみんなの道化者かい?すでに言った通り、僕は長い間ずっと同じ事をしてきた、そろそろ僕にとって他のことをやる時期が来たんじゃないかと思ったんだ。

Q: Evolutionの撮影はいつから始まるの?

DD: Julianne Mooreの「ハンニバル」の撮影が終わった後、年末の2,3週間前には始まると思うよ。

Q: シリーズが終了した後、Xファイルの映画版に出るつもりは?

DD: 時々、一つのキャラクターから離れなければならないと思う時があるよ。Xファイルが僕の肌に突き刺さるんだ。
もし別の映画をやる時にそのキャラクターを演じるのにふさわしくないと分類されてしまうかもしれないからね。自分はいろんな映画で色んな役が出来ると信じているけど。

Q: 監督業をやる予定は?

DD: 僕にはプロフェッショナルな監督の才能はない。監督って役者よりももっと難しい職業だからね。

Q: XFのどのシーズンが一番好き?

DD: う~ん、難しい質問だ!ラストシーズンかなぁ・・・

Q: あなたのファン達をどう思う?彼女達はあなたをどう思っているかしら?

DD: ファンと会ってふれ合う機会があるといつも嬉しいよ。

Q: Do you get along well with Gillian Anderson?

DD: Yes!!

Q: あなたのファン達に何か言うことはある?

DD: 歌(Bree Sharpの?)と同様に、ファンサイトも良くやっているね。正しい情報を与えてくれるし、僕の家族の生活にも敬意をはらってくれている。そういうものをオンラインで見ると嬉しいよ。

Q: ネットサーフィンをするの?

DD: みんなみたいにね。僕もコンピューターを持ってるよ、だけどネットサーフィンする時間がないんだ。

Q: 今年はエピソードの脚本を書く予定はないの?

DD: さっきも言ったようにEvolutionで数カ月はとても忙しくなると思うんだ。それが終わったらね。

Q: 英文学を勉強していたそうだけど、おすすめの本や作家は?

DD: ああ、イエールで英文学を学んだよ。僕はアメリカの作家やイギリスの作家、例えばSommerset Maughamなんかが好きだね。

Q: どんな音楽を聴いているの?

DD: ロックや70年代の曲が好きだよ。でも時々テクノやラップ、ジャズ(Lionel Hampton)なんかも聴いている。かなりいろいろな種類だろ?

Q: まだ詩を書いているの?

DD: Wow!!よく知ってるね。誰がこの質問したの?ファンの子かい?少しは書いているけど、とにかく詩を書く時間がないんだ。でも、いつか詩の本を出したいね。

Q: 一番最近に観た映画は?

DD: 先週の金曜日にCameron Croweの最新作を観たよ。

Q: 余暇は何をして過ごしているの?

DD: XFのロケでカナダにいた時は自分の時間があまりなかったんだ。今マリブの自宅にいる時は、妻や小さい娘と一緒にバスケットボールなどスポーツを楽しんでいるよ。

Q: 好きなテレビ番組は?

DD: 正直に言うとあまりテレビを観ないんだ。でもみんな知ってるBeverly Hills90210やERは知ってる。仕事仲間についてはよくわかっているつもりさ。

Q: John Doggettに対してどう思う?

DD: 彼について何か悪いことを言ってほしい?新顔が入るのは良いことだと思うよ。

Q: お気に入りの女優さんは?

DD: 僕の妻さ!

Q: どんな映画が好き?

DD: ChaplinやRuby、Kaliforniaのようなシリアス映画に出演して、あらゆるジャンルで演じてきたけど・・・スリラーが好みかな・・・

Q: 実生活でもモルダーみたいなの?

DD: その質問は僕の友達や関係者に聞くべきだな。みんな僕を良く言ってくれるよ。誰も悪いことは言わないさ。

Q: 外国映画は好き?

DD: あぁ、でも残念なことにここではフランス映画やイギリス映画、イタリア映画がほとんど上映されないんだ。2年前のオスカーのBegininiは本当に喜ばしいことだったよ。

Q: 奥さんと一緒に映画に出たい?

DD: 彼女に聞いてくれ!

Q: 好きな監督は?

DD: 僕がEvolution出演に応じたのは監督がIvan Reitmanだったからさ。優れた監督だから素晴らしい作品になると思うよ。

Q: 映画やシリーズを取り巻くビジネスについてどう思う?

DD: 現在のマーケティングは映画製作の一部であると考えるね。ファンは商品や写真(シリーズに関連するアイテム)を購入することができるし、それは作品の素晴らしさをもう一度感じさせてくれる。

Q: このチャットをどう思う?

DD: 記者達を通さないで話せるっていうのは、良い方法だと思うよ。

Q: Evolutionについて。またエイリアンに関する映画に出演して、永久にこのジャンルに関わらされるという心配はなかった?

DD: Evolutionの中で僕は進化する侵略者と対決する科学者を演じるんだけど、僕はこれがXファイルとは違ったキャラクターを演じる転機だと思うよ。

Q: あなたに欠けているものは?あなたは最高品質?

DD: 欠けてるものはないさ!最高品質だよ!妻に聞いてくれ。(笑)

Q: UFOを信じる?

DD: 誰がわかるんだい?宇宙に僕達しかいないなんて。

Q: いつから演技を始めたの?

DD: X評価の最初の映画については話さないよ、みんな忘れているだろうし。僕は本当にそこで回転したんだ。(?)

Q: 俳優業のどんなところが好き?

DD: 難しい質問だなぁ!例えば、観客を楽しませること。そして役を演じることによって自分自身もハッピーになれることかな。楽しいよ。

Q: 俳優以外でどんな職業に興味がある?

DD: 他の人の世話をすること。僕は時々、慈善活動に参加するけどそれは本当は自分のためなんだ。他人のために働くことは自分のためにもなるよ。

Q: Xファイルでお気に入りのエピソードは?どれが一番おもしろかった?

DD: いや、どれが一番良かったとか悪かったとか言うべきではないと思うよ。僕がシリーズで演じている時はそう思っている。だって本当にシリーズが好きだから。
あるシーンに問題があると感じた時は脚本家と議論して一緒にそのシーンを作り直していくんだ。

Q: スカリーの赤ちゃんの父親は誰?

DD: 番組をよーく観てごらん・・・僕じゃないぞ!(笑)

Q: Chris Carterは好き?

DD: あぁ、彼は素晴らしい才能を持っているよ。彼なしで僕らに何が出来た?

Q: シリーズが終了したらGillianやスタッフを恋しく思う?

DD: 恋しくなるのは確実だね。

Q: Xファイルのセットで誰と一番仲が良かった?

DD: Gillianだね。僕らは長い時間を一緒に過ごしたから。

Q: 娘さんが将来女優になったら応援してあげる?子供が幼い年齢でこのビジネスに加わることについてどう思う?彼女が大きくなったら映画で共演しますか?

DD: Madelaineは1999年の4月に生まれたばかりだよ。将来を決めるにはまだたっぷり時間がある。でももし将来彼女がそうしたいと言ったら、共演するかもしれないね。

Q: 将来の夢は?

DD: Evolutionの撮影が終わったら数週間の休暇をとって家族と過ごしたいね。

Q: 自分自身をひとつだけ変えられるとしたら何を変えたい?

DD: ?変わった質問だね。どういう意味だろう?

Q: どうもありがとう、Mr. Duchovny。最後の言葉は?

DD: Oh,もうおしまいかい?あと二つの質問の間だけここにいるよ。

Q: 小説や何かを書く計画はある?

DD: 時間があったらね。

Q: 映画の脚本を書く予定は?

DD: いつもそのための作業をしているんだけど、今は具体的なものは何もないんだ。

Q: フランスであなたに会えますか?

DD: たぶん次の休暇にはね。でも残念ながら今はない。

Q: このようなチャットをまたやってくれる?

DD: 時々ね。でもそれをやるには何か面白い話題が必要だなぁ。Evolutionが公開されたらね、約束するよ!
また会おう、ありがとう!ファンの人達とこんな風に話ができて嬉しいよ。

end

Wednesday, March 23, 2016

MOVIE STAR January,1999

David Duchovny Interview

Interview by Jim Fryman

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人生は不思議なことだらけ。僕が俳優をやっているのもその一つさ。

当分続く予定の「X-ファイル」、今後次々と謎が明かされていくと思うと、日本での放送は終わってしまったのが、とても残念。
さて、この「X-ファイル」は、ニューヨーク生まれのインテリ、デヴィッド・ドゥカヴニーの人生を、ガラリと変えてしまった。東部の名門校イエール大学で英文学の学位を取った彼は、安定した収入を求め、教師になるべく、大学院で博士課程の勉強をしていた。しかし、在学中に興味を持った俳優業に手を出し、勉強の傍らオフ・ブロードウェイの舞台に立つようになり、遂には勉強を途中で放り出してしまったのである。
以来、「ツインピークス」「チャップリン」「ベートーベン」「ドリーム・ガール ママにはないしょの夏休み」で着実にキャリアを積み、ケーブル局で放送された「ザ・レッドシュー・ダイアリーズ」では主役まで務めている。日本では「X-ファイル」が始まるまで、ほとんど無名に近い存在だったが、アメリカではそこそこ知られた俳優だったわけだ。
もちろんエミー賞主演男優賞をもたらした「X-ファイル」以来、デヴィッドは世界中の女性視聴者達に、最も好感をもって迎えられる男性スターのひとりとなった。

「X-ファイル」はあなたの人生を変えたと思う?

DD: うん、そりゃ変えたよ。色んな面で言えるけど、中でも僕を有名人にしてくれたというのが一番大きいかな。人の人生において、有名になることほど大きな変化は他にないんじゃない?

有名になるってどういう気分ですか?

DD: 世論を動かしたり、何かをやり遂げたりする為にその立場を利用している人ならともかく、単にテレビ番組に出ているからというだけで有名になった人間にとっちゃ、有名であるというのは辛いことだね。

世間から詮索されて、あなたの生活はどういう影響を受けていますか?

DD: 腹立たしいね。まず、僕は詮索されるべき人物じゃない。確かに僕は有名だけど、だからどうした?って感じさ。僕はただの俳優で、あの役を演じているだけ。バカげた理由で注目を浴びてるんだと感じて、ウンザリすることもあるんだ。詮索されるのって、鬱陶しいよ。
あと、他人から詮索されると、自意識過剰になるね。世間はとても奇妙に反応してくるんだ。もちろんいいこともあるよ。何かをくれたり、何か親切なことをしてくれたりね。大抵の人達は僕をちやほやするから、こっちは、しっかりと地に足をつけて、自分は昔と同じ人間なんだと自分に言い聞かせなくちゃいけないんだよ。

番組が始まって直ぐにそういうことに対処しなければいけなかったんですか?

DD: カナダで撮影してたから、それほどじゃなかったね。むしろ昔は他人に気付かれたかったよ。気付かれてるってことは、視聴率のバロメーターになるから。「僕が誰かってことにみんな気付いているらしい。ってことは彼らが番組を観てるってことだな」って考えられるだろう?

それがいつ悪夢に変わったんですか?

DD: 別に悪夢に変わったわけじゃないさ。ただ、有名になるとはそういう目に遭うということだった、というだけさ。他人よりも酷い目に遭ってるっていうわけじゃないしね。たぶん童貞を失うのと同じようなものじゃないかな。有名になる前は「有名になっても僕は大丈夫」と想像していても、いざ有名になったら、自分がどんなに分かっていなかったのか、思い知らされるのさ。

人に気付かれた一番奇妙な場所はどこですか?

DD: たぶん、ジムで裸のままシャワーから出た時だね。あれは奇妙なタイミングだったよ。あれは3年前かな、タオルを取ろうとシャワーを出たら、「あ、デヴィッド・ドゥカヴニーだ!」って呼ばれてネ。

多くの雑誌で、あなたがバンクーバーを嫌っていると報道されましたね。

DD: 「ヴァニティ・フェア」誌はそう報道しなかったが、「ディテイル」誌はそう報道していたね。会話の成りゆき上、バンクーバーについてジョークを言ったはいいが、活字になった記事を見て、今度からこういうことをジョークにしないでおこう、って思ったさ。だけど、こういったことから人は学ぶのさ。去年カナダに行った時にプレスは僕に対して冷たかったねぇ。

カナダの天気が嫌だから、ロスに移りたいって言ったんですよね?

DD: いや、天気は別に問題ないよ。あれはただ、「天気の話?オーケー、話そうか」って軽い気持ちで話しただけだったから、バンクーバーを離れる理由は天気なんだと決めつけられたのは、辛かったね。あれは自分たちが何かを失うと焦った市民が勝手に問題にしたんだよ。

モルダーに何か忠告するとしたら何を言いたいですか?

DD: ピストル・ケースを足首につけとけって言いたいよ(笑)。あいつはいつもピストルをなくすんだから。

毎週日曜日(アメリカの放映は毎週日曜)には「X-ファイル」を観るんですか?

DD: 毎週は観てないけど、殆ど観てるよ。

あなたの奥さんティア(・レオーニ)は、番組を観て楽しんでいると言ってましたが、観る時は彼女と一緒に?

DD: ティアはあの番組を観るのが好きだね。彼女がいるから僕も観てるって感じだよ。お陰で昔よりも観るのが楽しくなったね。

自分が出てなくても観ていたと思いますか?

DD: さあね、観てないと思うよ。番組自体は好きだけどね。

人生で色々な事ができるというのは、恵まれたことでもあり、不幸なことでもある。

俳優になる前に、あなたが作家になりたがっていたというのは有名な話です。何を書きたいと思ってたんですか?

DD: 僕の人生プランは教師をしながら作家になるってことだったけど、それは、生活費を払うために堅実な仕事を持つんだったら、教職が一番かなって思ったからだったんだ。で、暇な時に何か書けばいいと思っていたんだよ。

何を書くつもりだったんですか?

DD: 自分でもまだ分からなかった。ただ、何か書きたいと思っていたんだ。多分、小説かな。

今も書きたいですか?

DD: もちろんさ。

ですが、今は俳優、しかも有名人ですよね。

DD: 人生っていうのは不思議なことだらけなのさ。人生には、自分が計画した通りには進まないことがある。これもそのうちの一つだよ。

駆け出しの頃は、コマーシャルの仕事をしてお金を稼いでいたんですよね?

DD: そう、それがキャリアのスタートだったね。役者をやるようになったきっかけはというと、イエールにいた頃に遡るんだ。当時、小説を書こうとしたけど、自分には無理だって分かってね(笑)。で、劇を書こうと思ったんだけど、劇を書くためには演技について学ぶ必要があると思ったんだよ。
それで演劇学校に通うようになり、少しずつ演技について学んでいって、今度はニューヨークで演劇学校に通うようになったんだけど、気がついたらこうやってインタビューを受けるようになっていたのさ(笑)。

自分が職業として真にやりたいのは俳優なんだ、といつ気がつきましたか?

DD: これだ、と思ったことは一度もなかったね。人生で色々な事ができるというのは、恵まれているとも言えるし、不幸だとも言えるよ。色々な事ができるということ自体は恵まれているけど、どちらが正しい道なのか、決して分からないというのは不幸なことだと思う。

「もう充分だ」と言って俳優業をやめようと思ったことはありませんか?

DD: もちろんあるよ。俳優という仕事には素晴らしい面も沢山あるし、僕はこの仕事が好きだけど、好きなことをやっていくためには、ビジネスで嫌でもやらなくちゃならないことがあるからね。

ティアのことを彼女!と思ったものだよ。

あなたは長い間ハリウッドで独身を通してきましたが、もっと早く誰かと結婚していれば・・・と後悔したことはありませんか?

DD: ないね、いい人を見つけたと思ってるから。もしもっと前に結婚していたら、ティアと出会ってなかっただろうし、彼女と今一緒にいなかっただろうからね。時々、もっと前にティアと知り合っていたら・・・と思うこともあるけど、そんなの考えたって意味のないことだよ。

あなた達は「トゥナイト・ショー」に出る前のオーディションで初めて会ったんですよね?ティアは自分がノン・ストップで話したんで、あなたに嫌われたと思ったそうですよ。

DD: 確かにムッとはしてたけど、嫌いになるほど彼女のことを知ってたわけじゃないからね。彼女がこの話を自分から他人に話したなんて、ビックリだな。この話はするな、っていつも僕に言ってたのに。これで彼女がどんな風に話すか分かっただろう?あのミーティングでも彼女はこんな風だったんだよ。

あなたは彼女に何ヶ月もの間、毎日プロポーズしていたそうですね?

DD: そうさ。だけど彼女を手に入れたわけだから、今はもうプロポーズしてないよ、もちろん!(笑)「
トゥナイト・ショー」で何が起こったかというと、当時の僕達はまだ全然有名じゃなかったから、ショーに出るためにオーディションを受けなくちゃいけなかったんだ。僕達は野蛮な理由で番組からオーディションに招かれたんだよ。他人の前に2人とも座って、会話術を駆使してアピールしなくちゃいけなかったわけだけど、変な感じだったね。パフォーマンスをしなくちゃいけないけど、やり過ぎちゃいけないんだ。その時のティアは本当にチャーミングで、積極的で、面白かったよ。僕の正反対だった。
結局彼女が選ばれてショーに出て、僕は出れなかったんだから、腹が立ったねぇ。あの後、彼女の名前を聞く度に(ウーッと唸って)「この彼女め!」って思ったもんさ(笑)。

その関係がいつ変わったんですか?

DD: 僕の知らないうちに、彼女が僕の所属するエージェントについてからだね。ある日、退屈してたんでバンクーバーからエージェントに電話をかけたら、電話に出たエージェントが「今、ある人と話をしてるのよ」って言うんだ。「え?誰と?」って訊いたら「ティア・レオーニよ」って言うじゃないか。2人はオフィスで座って話をしてたんだよ。
それを聞いて僕は(目をグリグリ動かす)ビックリさ。だから僕はエージェントにこう言ったんだよ、「(ティアが喋り過ぎて)きっと君は口を挟む間もないんだろうね」って。それを聞いたティアが「彼は私のことをある理由で嫌ってるのよ」って説明して、「彼はゴルフをするの?」ってエージェントを通して訊いてきたんだ。僕は正直に「教えてもらったらできると思う」って答えたよ。それが始まりだね。
実際に最近僕は、ゴルフを習い始めたんだ。今回も、バケーションでゴルフをやって戻ってきたばかりでね、僕の手は切り傷とまめだらけだよ。

ゴルフのスコアはいくつでしたか?

DD: なかなか良かったね。スコアは101だったんだけど、初心者にしてはかなりいい方だと言われたよ。

あなたより自分の方がずっと上手い、とティアは言っていましたよ。

DD: それは本当だな。

だけど、すぐにあなたは追いつくだろう、とも言っていました。

DD: うーん、それはどうかな。とにかく彼女は凄く上手いよ。遠くまで飛ばすことができるんだ。ロング・ヒッターだね。妻の方が自分より上手くても、声をひそめて「僕はまだ始めたばかりだから」なんて周りに言い訳するわけにはいかないんだよな。ちっともかっこいいことじゃないからね。
彼女がボールを打つ度に、男達はその距離に驚いて彼女の元に集まるんだ。片や僕にはそんな注目は集まらない。辛いモンだよ。彼女は男を負かすことが好きなのさ。しかも、それでどんなに僕が惨めな気持ちになるのか、分かってないんだ。男達より長い距離を打つことで、僕の人生が哀れになるはずがない、って思ってるんだよ。

ゴルフが原因でケンカするカップルっていると思います?

DD: いると思う?可能性はあるだろうね。今はまだ始めたばかりだけど、今後、僕の方が彼女より上手くなるかもしれない。反対に上手くならない可能性だってかなりあるわけだけど、大丈夫、僕は上手く対処できるよ。僕は昔から運動が得意だったんだ。
彼女もそうなんだけどね。下手であることに甘んじるような僕じゃないけど、もしかしたらゴルフは僕向きのスポーツじゃないのかもしれないね。ホント、難しいんだよ。

バケーションにはどこに行ったんですか?

DD: ハワイさ。

結婚してから初めてのバケーションじゃないですか?

DD: そう、初めて一緒にとったバケーションだよ。いつもは、ティアがバケーションをとれる時に僕にはニューヨークで「サタデー・ナイト・ライヴ」に出る仕事が入ってる、という風にすれ違いだったからね。

じゃあ、これはまさにハネムーンと言っていいんですね?

DD: そうだね。ハネムーンだっていう自覚はなかったけど、そう呼んでもいいかな。実に素晴らしいバケーションだった。

ティアと一緒に仕事をしたいと思いませんか?

DD: したいさ。ただ、一緒にやるなら、完璧なものじゃなくちゃ。ちょっとキュートな映画がいいんじゃないかな。具体的に、どういうものとは言えないけどね。

ティアはとても面白い人ですよね。あなたも面白い人だとティアは言っていました。

DD: 彼女は場を明るくするんだ。僕は彼女とは違う意味で面白いんじゃないかな。彼女の面白さが僕は好きだよ。面白いことが、彼女の魅力の一つだね。彼女が出ているコメディの自然な面白さも大好きなんだ。凄く刺激を受けるよ。

彼女はあなたの仕事について批評しますか?

DD: 僕達はお互いに対してオープンだから、相手がどう感じているのか、すぐに分かるよ。でも、彼女は優しいから、大ウソをつく(つまり、良かったとウソをつく)か、良かったと言うか、のどちらかなんだ。

本は沢山読みますか?

DD: え?何?沢山物を食べるかって?(笑)

いいえ、沢山本を読みますか?って訊いたんですよ。あなたは大食いなんですか?

DD: バケーション中は馬のように食べてるよ(笑)。

あなたのことを肥っていると言ったわけじゃないんですが。

DD: その質問気に入ったよ。「大食いなんですか?」か。

ティアは今もキッチンを焦がすことがあるんですか?

DD: いや、そんなことはもうしないよ。

どのように焦がしてしまったか、彼女は長々と話してくれたんですが・・・

DD: ティアは料理が上手いよ。確かに一度は焦がしたけど、僕は食べ物に うるさくないからね。

あなたはその焦げたものを食べたんですって?

DD: ああ、食べたよ。彼女が作るものなら何でも食べるさ。でも、言っておくけど、ティアの料理はうまいんだぜ。

しかも、あなたは沢山食べるんですよね?

DD: バケーションの時だけだって!(笑)

「X-ファイル」に出ている限り、映画のために時間をさくのは難しい。

「プレイング・ゴッド(原題)」の結果にはガッカリしましたか?

DD: いやいや。確かにいつだって誰もに自分の作品を好きになってほしいし、ビジネスの点からすると沢山の興行収入をあげたいけど、「プレイング・ゴッド」は7500万ドルもの超大作ってわけじゃなかった。それなのに、テレビ・スターが大作に挑戦した映画、という風に宣伝をされてしまってね。600万~700万ドル程度で作られた作品だったのに、だよ。飢えた狼どもに、「ホラ、これがデヴィッドが映画スターになろうと狙った作品ですよ」って投げ与えられてしまったんだ。
僕は小さな作品に出たくてこの映画に出ただけだったんだけど。ただ、これで教訓を学んだよ。何かの分野で大スターになった人は、どういうものに出ようと、その作品が超大作であるという風に宣伝しなければならないってことをね。
それに、僕がこの映画にかけた時間は充分じゃなかったということにも気がついたんだ。しかも残念なことに、この番組の仕事を続けている限り、そういう時間を作ることは難しいんだよ。「X-ファイル ザ・ムービー」の場合は既に役作りが出来てるから、そういう問題は起こらなかったけど、他の映画の場合は難しいね。
「ER/緊急救命室」や「シカゴホープ」といった番組なら、主演が大勢いるから、1人の出番が少ないけど、「X-ファイル」はそうじゃない。だからこの番組に出ながら映画の仕事をするというのは、とても難しいことなんだ。批評も「彼は映画スターになることを狙ったが、映画は面白くなかった。天狗になっていた彼の鼻をへし折ってやろう」とか「彼は小さな作品に出たが、全然ダメだった」といった調子だったから、悲しかったよ。だけど僕にはどうしようもないことだからね。

end